私は…。まだあのキスを忘れられずにいた。

でも…。海斗君の話によると私の正真正銘の妹は海斗君の弟が好きらしい。そしてその弟もだ。

海斗君は優しい。この2人のために私が海斗君のことが好きだったことを利用したのだ。

でも海斗君は純粋だ。振り向かせてくれたらと言ってた。

どうすれば。妹の恋の応援に応えられる?

りん「まずは猛アピール…しかないよ…ね。」

一方海斗はこの状況を面白がっていた―。

美香「あの。海斗様本当に私はリクト様と…結婚できるのでしょうか」

そうだ。美香は…。俺の義理の弟のりくとが好きなんだ。

だからこの恋に応えられば…。

美香「あのりんのことが好きなんでしょう?」

美香がタメ口になる時は弟の義兄さんとして聞いてる。

海斗「そうかも…な」

美香「なのにいいんですか?振り向いてくれたらとかいって」

海斗「いいんだ。簡単に振り向く…。」
今の俺なら確実に―...

〜放課後デート(?)〜

まず、猛アピールしたら男はイチコロとは言わない。

だからあえて控える…。

海斗「よう。」

りん「私と海斗君は…。お金持ち同士の結婚だよね?」

まず自分の状況を知りたかった。

海斗「ああ。」

りん「そうか…」

りん「人いないね…」

海斗「お前さぁいい加減呼び捨てにしろ」

りん「え!?えっと...か、かい、かいと…」

海斗(くっそー。可愛い)

海斗「よし、そういう読み名にしろ」

海斗「あとこの遊園地は貸し切りにした。」

りん「まじか…」

海斗「んー。なんか罰ゲームとしてお化け屋敷な」

りん「え…。罰ゲーム!?お化け屋敷だけはダメなのダメ…。」

海斗「罰ゲームはねぇ猛アピールしない罰ゲーム♡」

りん「そんなあ…」

なんで猛アピールを控えることをバレたんだ!?と思いながら。
お化け屋敷へ…。

りん「貸し切りにしてるからお化け役はいないよね…?」

お化け屋敷に入る前に聞いた。

海斗「残念でした〜。お化けはいますよ」

はぁ!?と思いたいとこだが足が震えて無理だった。

りん(涙目)

海斗「そんなことしても無駄ですよ」

強引にお化け屋敷に入ってしまった。

ひゅるるるる

りん「ぎゃぁぁぁぁぁ...」

そん時、海斗を倒してしまった。

海斗「なに…。俺をな?」

しまった…。このまんまじゃ本当に殺されるぅぅー。

と思い、目をつぶった。
そしたら口にあの感触が来てしまった。

りん「!!!????」

海斗「お前はオレの嫁だ。分かったか?」

みなさん。これは一般でいう落としたってことなんでしょうか?

でも…。2回目のき…キス…。

そんなあ。。。。

本当に恥ずかしい。
これが、子供の恋なの…?

なわけないよう(泣)