「朝陽ー!!起きて!!お風呂入れたからさっさと入ってよー!」




結局みんなが帰ったのは六時半ごろ。朝陽は六時からリビングのソファーで寝たまま。




「朝陽!!」




「ん……羽衣うるさい」




「うるさいじゃないよ!!早くしないとお母さん帰ってきちゃうでしょ!!」




「んー…」





ダメだこりゃ。


諦めて片付けを始めようとしたときだった。




ピーンポーン





「あ、お母さんかも」





私はインターホンのモニターも見ずに玄関に向かった。