『京介!うち生きてるよ!ほら!』





京介に触れてみる。







スカッと宙をきる。






あ…………れ……?



『京介!京介って!ねぇ、気づいて!!!』





なんでだろう、私はこの世界にいる。



それなのにこの世界にいないみたい。






『うっうっゔぅっ……!!』





誰も気づいてくれない。




叫んでも








叫んでも











虚しく言葉は消えていく。











神様の馬鹿。