「……ん…」





重い瞼をゆっくり開けると見慣れない天井が見えた






「……柑菜…?」




ふと横を見るとベッドに突っ伏している柑菜






ここどこ…?





「…ん……ん、涼太」




柑菜が目を覚ました





「体調大丈夫?」




「うん。って…ここどこ?」






病院ではない…






「翔琉先生の家だよ。涼太が車の中で急に具合悪くしたから」




「あ…」



そういえば翔琉先輩に助けてもらった…







「心配した」




「ごめんな」






ゆっくり体を起こす






「立てる?」




「おう」






寝室を出た