結局麗さんは
「お父さんがむーちゃん呼んでたよー」
そう言って逃げた。
「じゃあ俺ちょっと行ってくるから待っててー。屋敷内だったらどこでも行っていいよー」
そう言って夢月君も部屋を出ていった。
夢月君が居なくなった部屋では……
「「「よかったな海月!」」」
「ありがとうお前ら!」
仲直り出来た二人について盛り上がっていた。
「これからは夢月にもっとじゃんじゃんアピールしてけよ!」
「もっと海月が夢月のこと好きだって気づいてもらわないとね」
「俺たちも協力するからな!」
「俺頑張る!!」
まるで好きな子に自分の気持ちを気づいてもらう前の恋する男の子とそれを応援する友達の図。
あれ…相手男だよね…?
そんな話で(私抜き)で盛り上がっていると
「おまたせー」
夢月君が帰ってきた。