それから3日後



「緊張するんだけど……」


「おー俺も俺も」


「絶対嘘でしょ」


「失礼だなー。俺だって緊張するんですー。相手は全国1のヤクザだよ?」



緊張してるのかしてないのか定かではない朝日と、緊張のあまりか固まっている海月君と、いつも通り冷静な爽君と、落ち着きがない一成君。



ただいま車で松山組に向かってます。


「そういえばさ、松山組っていつ夕凪のバッグについたの?」



「ちょうど俺たちが夕凪に入った年だよ。確か、松山組の若頭直々に俺たちのバッグにつきたいって希望したらしい。」



朝日達が夕凪に入ったのは、確か中1の時だ。


「へぇ」


「若頭って確か俺たちと同い年なんだよな」


「この歳で若頭ってすげぇよな」


「きっとムキムキのマッチョじゃね?」


「やべぇ。かっけぇそれ!」



若頭さんの想像で盛り上がる朝日と一成君。