たまたま広間を通ろうとした桜羅に

その声は入ってくる

「なぁ歳よ…俺は池田屋だと思うのだが…」

「いや…四国屋も捨てきれねぇだろ」

池田屋に…四国屋

その言葉が飛び交うのは1つしかない

あの有名な『池田屋事件』だ。

これを知らせねばと思い広間に入ろうとし