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「おはよ、ございます⋯」


「おはよう。祭莉ちゃん。⋯って、大丈夫?顔を赤いよ?」



心配そうにぐいっと顔を近づける叶夢。


「だ、大丈夫です⋯!」


少し顔が熱くてふらつくものの、なんとか大丈夫そうなので心配かけさせまいと平気を装う。



「ほんとう⋯?ま、無理はしないんだよ?」


ぽんぽんと頭に手を置く


「ふわぁーっ。はよー⋯」


「あ、おはよう、幾夢。ご飯出来てるよー。そうそう、祭莉ちゃんもご飯食べてね。」


「幾夢さん、おはようございます。」


ほわーんとした祭莉をじっと見つめる幾夢。


「りん?大丈夫か?どっか悪いんじゃねー?」