《愛優said》




翔琉と仲直りしてから1ヶ月が経った。


イジメもなくなり


学校にもすっかりと馴染んだ私。


坪谷はたぶんもう何も企んでなさそう。


次、私に何かしたらっていう恐怖があるんだろうね。





でも、今日までこんなことになるなんて思っていなかった。



私は、驚いて棒立ちしたまま。



だって、そこには女の子やそれに男の子にまで囲まれていてその真ん中にいる人はうめき声を上げている。



私はその現場から目を逸らせなかった。