「じゃあ、私もう行くわね」




嘘猫から目線をはずす





いや、正確には外そうとした







ガバッと勢いよく顔を上げたかと思えばいきなりナイフを私の首元に押し付けてきた







「??!!」





あまりの予想外の行動に私は嘘猫諸共倒れ込む






嘘猫の手首をつかみなんとか耐えているが、首からは少量の血がながれる








「くッなんのつもりッ」





「お前、甘くなったなハハッ前はこんなにも隙を見せたことなかったのに」








…………確かにそうだ。







なぜ私は嘘猫が襲いかかってきたことを







予想外なんておもったのだろうか。







殺すか、殺されるか、







それが私たちの生きている世界なのに









「光に触れて、自分までもが輝いているなんて幻想を抱いちまったのかよ!だから俺如きにお前はころされるんだ!!」







「だッだまれッそんなわけッ」







「もう、お前はNo.1じゃねぇ。お前はAliceじゃねぇ、お前は殺し屋なんかじゃねぇんだよ!!!!!」







ふと力が消え、目の前にはナイフを振り上げる嘘猫








その光景が今の私にはゆっくりとながれる







(ああ、、私。死ぬんだ。)




















____________グサッ……