ケータイ小説 野いちご

暗闇のアリス second story [完結]

No.5
光と闇の狭間の中で




藍side




「あちー」




今はdragonの倉庫のなか







あの話し合いのあと数日間連絡を絶っていたが、久々に携帯をあけてみるととてつもない数の不在着信が溜まっていた








だから、仕方なく私はここにいる






「らーんー。おれ、暑くて溶けそう……」






「うるさい、葉瑞。こっちまで暑くなるじゃない」






「はぁー?そんなこと言うなよー」






そう言いながら、ソファに座る私の隣に腰掛け私の真っ黒なウィッグに手を伸ばす





でもその手は







「おい」






ドスの効いた総長様の声によって届くことは無かった






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