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「そうなの!そ!う!な!の!」


「佑麻ちゃん、朝からうるさい。」


「だって!もうすぐ付き合って初めての…瀬那の誕生日なんだも〜〜ん!」




誕生日!
瀬那の生まれた日!
大好きな瀬那がこの世に生を受けた日!



こんな幸せな日に
感謝しないわけにはいかないじゃん。


瀬那〜〜〜!!!!


生まれて来てくれてありがと〜う♡


瀬那のお母さん!!瀬那を生んでくれてありがとうございますぅぅう!




お陰様で毎日 私は幸せです。




「ふふ♡」


「それで、プレゼントとか決めたの?」


さほど興味無さそうに呟く茉央ちゃんを不服に思いながらも


「……それが、まだなんだよね。」




助けてくれと言わんばかりに茉央ちゃんの顔を覗き込む私。