「あなた達の悪事。もう見破ったわ!!!」

襲いかかる大柄の男たち。あっさりと抜け出すっ!
華麗なステップを踏むように男たちの頭や手の上を踏んで飛び越える。

『ナイスだ。そのままスモーク弾を放て』
「りょーかい!」

こんなの楽勝なんだもんね!

「くそっ!」

一人の大柄の男が突進してくる。あらよっと。そんなむちゃくちゃな攻撃当たるわけ無いじゃん!
頭をけってくるっとバク転!!

『サリナ。もう終わりだ。そこから左を抜けたところに通気口がある。そこから抜けてこい。』
「はいはい!」

ひょいっと跳躍して左へ走る。

〈カンカンカン〉

金属の上を走る音が響く。でももうここの奴らは全員スモークで見えない。
狭くて暗いなぁ。もうモグラじゃん!

『お前は元々動物だ。』

ひどっ!まぁ。いつものことだけど。