ケータイ小説 野いちご

キミと初恋、はじめます。

Rabbit♡prince1
迷いと現実



「そー、シキは飲み込み早いね。完璧」


「出来たー!」


「おい翔空!俺にも教えろよ!」


「なに、これ?何の暗号?」



放課後、あたしの部屋にて。

翔空はもちろん、なっちゃんと渋矢くんを含めた4人でお勉強会中です。


……勉強してるのは、あたしだけだけど。


なっちゃんは教科書を広げてはいるものの、1問も解かずにただ睨めっこしてかたまっている。


渋矢くんは教科書すら開かずに、ただ騒いでいるだけ。



「ちょっと詩姫。これ、どうなってんの?意味わかんないだけど」



なっちゃんに服を引っ張られて、どれどれと教科書を覗き込むと〝基〟の文字。

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