初夏の日差しが注ぐ6月。



ツイマーではオシャレな私だが、普段の学校では地味なままの私でいた。



変わったのは制服が夏服になったくらいで、あとは相変わらず三つ編み、膝丈スカートで過ごしていた。



「沙羅、どうして普段でも髪下ろしたりしないの?絶対そっちのがいいのに」



と、真奈美に言われたが



「いいの。だっていきなり私がそんなことしたら絶対みんなにバカにされるし」



と答えた。


あの姿はツイマーと親友の真奈美の前だけ。学校でバカにされたら嫌だもん。



ちらっと友達に囲まれてる亜矢を見た。


今日も亜矢は凄く綺麗。半袖からすらっと伸びる腕に綺麗な指。鼻筋もスッと通ってる美しい顔。


亜矢みたいに綺麗な人だったらツイマーにも自撮りした写真を上げられるし、もっと美しい、可愛いって言ってもらえる。