あの時、少し言い過ぎたかもしれない
愛菜は、よくああなるんだ
昔、なったことがある




捨てられて、俺たちが助けて、数日のこと、愛菜は自分の部屋で、あの時と同じ言葉を言ったんだ




『ママ、パパ会いたい』




そう言っていた。
この時の愛菜は、まだ敬語を使っていなかったんだ。



俺はそのまま聞いてた
そんな時、愛菜が



『ママとパパは迎えに来てくれる。』



そう言った。
俺は部屋に入って、否定をした。
否定した瞬間に、態度が変わった



『私はイラナイ子、なら、死んでもいいんだ』



狂ったようにそう言った
それを俺は全力で止めた
愛菜が敬語になったのは、あの時からだった