沢山の社員がいる中でそこだけに華があるようだ。

そう言われ続けるのは宣伝課の貴公子

榊原 アタル

夜の帝王として、来るものは拒まず、去る者を追わず、という生活をしていた。

ただし、仕事は完璧にこなすため、経理部なエース海東と肩を並べるほどの成績だった。


しかし、親友の海東が結婚したために、そろそろ将来のことを考え始めたのだった。