亜樹side


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今日は6月20日


ジメジメ暑い日々が続いている


学校の制服も合服期間を経て、夏服に変わった


「それにしても今年の夏は猛暑だね〜」



うちわをパタパタ扇がせながら


だら〜んと椅子に座っている真結




「だらしないよ真結?」


「だって暑いんだもん!
亜樹だってそう思うでしょ?」


「そりゃそうだけど…」



なんでこの教室のエアコンは

よりにもよって故障中なのよ!




可笑しくない?

だって普通、使う時期になる前に

整備やら点検やらをするはずなのに


どうして何もやってなかったの⁉︎




「扇風機だけじゃ、私たちの身体は持ちません…」


バタンっと机に突っ伏してしまった真結



「だったら望月慧のクラスにでも行ってみる?
あそこはクーラーついてるよ?」



「えっ⁉︎本当に」



机から顔を上げて

目を輝かせている真結


さっきの気だるさはどこへやら…



「でもさ、望月くんの教室でしょ?
亜樹行って大丈夫なの?」



「心配ご無用!
私たちの関係は学校中皆んな知ってるよ?
だったら少しくらいは接近したって可笑しくないでしょ?」


何事もなく
平凡な生活送っているのが、何だかおかしな感じだけどね



そろそろ何かしらのアクシデントは出てくるんじゃない?