ケータイ小説 野いちご

初めての相手は無愛想上司

無愛想な私と上司
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なんだろう、
よくわかんないや…


なんか、胸につっかえている感じ
どうやったら取れる?



「なんなの?小夜、暗すぎ」


4週間ぶりに会った陽子が
不機嫌そうに言う


『…別に…』


「なんなのよ!やっと忙しい日々から抜け出せて飲めるぞーって意気込んできたのに!……何かあった?」



ないよ、と言いながら
飲み慣れないアルコールを口にする



「……、なんか、元に戻った」



陽子の言葉にチラリと視線を向ける
なにが?と口に出せば
たくさんの言葉が返ってくるだろう


陽子は何かを察してくれているのだろう
あんなに小山課長と付き合うことに賛成していたのに、全く降ってこない

あー、もしかしたら
陽子も知っているのかもしれない
だから私に気を使っているんだ、

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