“ユラーーー…” “私の知らない内にいなくなるのだけはやめてくれ…約束だよ?” ハッ 頭に声が響いて私は目が覚めた。 ズキッ 「……っ…」 頭を強く殴られたからかズキズキと痛む。 それよりここは…? 地下牢のような場所。 陛下は…!? ジャランッ 「……っ…!?」 立ち上がろうとすると後ろの柱に手首を縛られていることに気付いた。 ガチャッ その音が聞こえたのか扉が開いた。