「大嫌いなんだよ」

また戻った。

彼は深くため息をつくと机に右手をつき、ゆっくりと立ち上がると椅子を綺麗に直してポケットに手を入れると歩きだした。

...死にたい

私は右側に置いてあったナイフを握りしめ、躊躇なく自分のお腹にナイフを強く差し込んだ。



お腹から滝のように流れ出る血。




目の前がどんどん暗くなっていく。悲しい。
だけど。なぜだか痛みを感じなかった。
なぜだかスッキリした。