夏休みが明け、俺は教室に向かわずに屋上でサボる。

岡本と会う前のように。

なんであいつ…

俺に告白されたのがそんなに嫌だったのか?

そんなことを思いながらも教室に俺がいないことを気づいて、岡本が走って屋上にやってくるんじゃないかと感じていた。



そんな時。


ガチャ


ほら、やっぱりきたじゃねーか。

うんと、怒ってやんねーと。

「岡本、お前な…」

‼︎




そこに立っていたのは岡本ではなかった。



「大翔。お前、岡本と昨日連絡取ったか?」

小池だ。
相沢も一緒だ。



「いや、なんで」

「まだ学校に来てないの。いつも学校に来るの1番の幸ちゃんなのに」
と相沢。


「…まじか。俺は…別荘最終日から一度も話してない」


「はぁ?なんで」


「…実は」



俺は、別荘での告白の話を全て2人に話した。