ケータイ小説 野いちご

水男(ミズオ)

ドキドキ♡デート

平野が口の中をやけどしている時


高山は仕事に追い回されていた。


忙しく動き回り
電話の応対に明け暮れ


書類の整理に忙殺される。


しかし


どんなに忙しくても
亜美のことは


頭から片時も離れなかった。


仕事の手を止めて
ため息をつく高山。


俊介が悪い奴だと言う証拠を
見つけようと


小学生の時のことを
思い出していたが


結局何もわからない。


思い出すのはこづかいのすべてを
カードに使っていた日々の事だけ。


重要なことなんて
全く思い出さない。


本当にあの刑事の言う通り
俊介の彼女の失踪と


小学生の時の事件が
関係あるんだろうか?


腕組みをする俊介。



そもそも俊介は彼女を
殺したんだろうか?


自分はそう思い込んでいたが
何も証拠がない。


俊介を悪者にしたい自分の気持ちが
暴走してただけなんじゃないだろうか?


そう思った高山は
仕事を完全に放棄して


机に座り込んだ。


でも


そんな自分の気持ちが暴走したのも
すべて亜美が悪い。


一生懸命働く亜美の姿が見える。


そう。


亜美が悪い。


「亜美の笑顔がまぶしすぎるから
俺の心が暴走しちゃうんだよ」


そう高山はつぶやいた。






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