再び救急救命科へ。


「行ってきました!」

「サンキュー!」


プルルルル♪


「はい、桜市立総合医療センター。
はい、はい、大丈夫です。
お願いします。」

「階段から転落の50代男性
腰椎骨折の疑い。今から10分で到着!」


夏樹だ。

慌ただしく受け入れ準備を始め、
テキパキと処置していく夏樹。
相変わらずカッコいい。


今日はこの後は落ち着いていた。


「お疲れ様です!」


準夜勤に引き継いで咲と共に上がる。


「何これっ!?」


真白のロッカーには
ゴミが沢山入れられていた。
中には、

『朝野先生と別れろ!』


と書いた紙まで。


「真白?大丈夫?」


咲が片付けを手伝ってくれて
すぐに片付いた。


「…咲、ごめんね?ありがとう。」

「それより真白、言うことあるでしょ?
いつもの所行こっか。」


2人は行きつけの居酒屋へ向かった。