「みんな!今から訓練室に行こうぜっ」

食堂で朝食を食べていたクロエやルカたちに、レイが迫る。

『行こうかな』

いつも魔法学の本を読んでいたクロエは、ちょうど魔法を試してみたいと思っていたところだった。

「俺も昼は訓練室行ってるし付き合うよ。なっ、リオ」

「うん!もちろんっ」

「よし、ルカは?」

キラキラとした瞳でルカを見つめる。

「俺はパ「行・く・よ・な・?」…」

有無を言わさぬレイの瞳に思わず頷くルカ。

「よっしゃ、じゃあ早速行くぞー!」

レイは一度決めたら折れないからなぁとクロエは苦笑いをする。

思い立ったら即行動派のレイに合わせて
さっさと食器を片付け訓練室へ向かった。