そして、2人を引き連れて1階のコートに出る。


すると、それに気付いた嶺央。

苦笑いしながら、手をあげる。


「負けちゃったし…笑


お前にパーゲンダッツ奢る日が来ようとはなー…!」


そんな、弱々しくなった嶺央の頭をポンッと叩く。


「安心して、パーゲンダッツを奢るのは嶺央じゃないから。


わたしたち、幼馴染が取り返してあげる…」


「え、ちょ、知恵…やるのか?」


嶺央が驚いたようにこちらを見上げてくる。