"…起きて。"




え…?き、らん…?





「……ん…。…ここは…?」





目をあけると見たことのない天井。

起き上がり、周りを見渡す。



2人座れるソファーが机を挟んで2つ。
私はその1つのソファーで寝ていた。



確か、空き教室で寝てたはず…。
いや、そんなことよりも
…輝蘭の気配がする。


私は立ち上がり、部屋を出て左に曲がる。