素晴らしい結婚式が終わり
いつもと変わらない日常に戻ったある日。

睦月君は、またもや
私に驚くことを言ってきた。

「お母さん……僕とデートしよう」

「えっ……?」

睦月君の突然の言葉に
私は、驚いてしまった。

デート!?
私と睦月君が?

「どうしたの?急に……」

少しかがみながら質問してみると
睦月君は、ジッと私を見ていた。

「あのね……僕。お母さんと
お出掛けしたい」

何とも可愛らしいことを言ってきた。

お出掛けなら一緒に買い物したりしているけど
もっといろんなところに
行きたいということだろうか?

しかも2人で……。

うーん。と考えてみるが
睦月君からそんな風に思ってくれるのなら
こんな嬉しいことはない。