* * *





「‼︎」





どれくらい目を閉じていたのだろう。
気づけば辺りは薄暗くなっていた。


「寒っ…。」



ひんやりした風を感じて
体がブルッと身震いした。



知らない間に
寝ちゃってたんだあたし…。


「あたし…
どんだけ寝ればいいんだよ…本当に。」



どれだけ寝ても寝れる自分に
少し呆れた。




「星…もう少しかな。」



さっきより日が落ちた空を見上げる。







ーガサッー



「‼︎」


その時背後から音がした。




めったに人なんて来ないのに…。




あたしは恐る恐る
ゆっくり後ろを振り返った。





「‼︎」