「う・・・、ん?」



ゆっくりと瞳を開ける。
あれ?私・・・。
えと、おかゆを作って春さんに食べてもらって薬も飲ませて・・・。
それから、春さんが寝るのを見届けてたら・・・。

いけない、寝ちゃった!?


思わずガバッと起き上る。
私の肩にかかっていたブランケットがパサッと落ちた。



「春さん・・・?」



落ちたブランケットを拾いながらベッドの上を見ると、春さんの姿がない。
慌てて部屋を出ると、春さんの姿はダイニングにあった。

ソファに座ってる背中が見える。




「春さん、なにしてるんですか」




きっとまだ熱だって下がってないのに。
春さんは私に気づき振り向くと手にはグラスが。



それって。