璃子side
暑い…
もう何にも考えたくない…
ーーー『俺…璃子のこと好きなんだ』
っあーーー
どうすればいいのぉーーー
『…子、璃子』
「へっ?」
『大丈夫?』
『暑くおかしくなった?』
「えっなんか変だった」
『なんか表情がクルクル変わってたわ…』
「あはは、今流行りの変顔体操…ごめんごめん 大丈夫だよ で、どうかした?」
『あっ、そうだった! 夏休み6人でおばあちゃんち行かん?』
「愛里紗ちゃんのおばあちゃんち?」
『そう おばあちゃんち旅館で毎年手伝いしに行ってんじゃんね』
「へ〜 そうなんだ」
『そうそう、去年は賢斗と智則とあたしとの4人でお手伝いさせてもらったじゃんね』
『だから今年はそれに璃子と琉依もいれた6人でどうかな〜って』
「いいね!!! 行く行く!!!」
『じゃあ、けってー』
けってー イェーイ
って夏休み前に返事しないと…
こういうときって相談してもいいのかなぁ
うん。 だって経験ないしオッケーでしょ!!! よしっ
「あのね 葵ちゃん、愛里紗ちゃん ちょっと相談したいことがあるんだけど 明日とか暇?」
『えっ相談? いいよ〜 ねぇ、愛里紗』
『うん いいよ〜』
『じゃあ、うちに10時に来て』
『りょーかい』
「ありがとね」