「うわぁ!テストだぁぁ!!」


「桐、うるさい」


「黙れ」


倉庫内に響く桐の声。


そして、そんな桐を睨みつけるあたしと蓮華。


今言ったように、ここは紅蓮の倉庫。


んで、明日からに迫ったテストがやばいと叫ぶのは桐。


ちなみに、他のみんなは…


颯斗はパソコンいじり、平次は電話中、椿はあたしの肩に頭を乗せて寝ている、洋介は読書、桐は…叫んでる。


あれ、この光景どこかで……


「いいよなぁ!頭良い奴らは!」


誰が頭良いんだろ…


蓮華はテスト出来なくても脅して点取りそうだよね。


「ちなみに蓮華は毎回学年1位、俺は2位、どうしてもあと1歩及ばないんだよね」


え。


ニコッと微笑む颯斗。


あたしの考えてた事がバレてる。


さすが颯斗。