「君に似合うと思ったんだ。」 それは、君の誕生日。 僕は、ペンダントを渡した。 小さなピンクの石がついた、 月の形のペンダント。 つけてあげると、君は目を うるうるさせていた。 宇宙みたいに、 吸い込まれそうな瞳だった。 その瞳に見つめられて、 僕はプレゼントをもらうよりも、 嬉しい気持ちになった。