「お母さん!昨日の晩、私どうなってた?!」

朝起きて1番に言ったこと。

「ああ…。あんたの部屋に行って、賢斗君とあんたがいるの見て起こしたと思うんだけど…それからの記憶がないのよねぇ。気づいたら朝になってた。」


うそでしょ…。

夢なら覚まして欲しかったのに。

「そっか…。わかった。」

それから時間が経ち、家のチャイムが鳴った。

誰?!
まだパン食べてる途中なのに!


「あー…はよ。」
少し照れたように頭をかく賢斗がいた。


「はやっ!賢斗が珍しく早起き…。あーあ、明日雨降るわ。」

「うっせー!一緒に学校行こ。ちょっと話したいことあるし。待ってる。」