王様「・・・きおったか。」

兵士「そのようですね。」

王様「相変わらずドアを開く前から奴が来たってわかるな。」

ここはとある宮殿。王様に呼ばれた男のメンズはどじばかり。

ついこの間なんか料理で塩と味の素を間違えてしまい姉にバカにされていたのだった。

メンズ「いったいなんで呼ばれたのだろう。」

そう思いながらドアを開けた

メンズ「王様ご無沙汰してます。」

王様「うむ。」

メンズ「なんのご用で呼ばれたのですか?」

王様「!?」

王様の様子が変わった。怒っているようでもあり、呆れている様でもあった。

王様「ソチは昨日言われたことも忘れたのか!」

メンズ「ふぇ?」

王様「わしが占い師からメンズという男を旅立たせよというお告げを貰ったから旅立たせるつもりだったと昨日全国放送でいったはずだ!」

メンズ「そうでした…っけ。」

メンズは母から今日王様に会う約束だったでしょ!と言われたから行っただけだった。

王様「全く何故この男を旅立たせるのか不思議でならんわい。」

王様「しかも平和だというのに武器をもたせるなど……」

メンズ「武器?」

王様「武器も持たせなさいとも言われたのだ。ホレ」

そういって王様はメンズに武器を持たせた。ただ武器と言っても棒っきれであった。

メンズ「武器……」

王様「ええじゃろがこれで。魔物でも出ると思ってるのか?」

メンズ「そうですね、、」

王様「もういってこい。わしは暇ではないからな。」

メンズ「……」

メンズは家に戻った。

母「……旅にいくのかい?」

メンズ「コクリ」

母「気をつけるんだよ。他の兄弟にもいっておくからねぇ」

意外に素っ気なかった。平和だからだろうか……