これは昔昔の物語。

とある国に、とても美人で愛らしい、それはそれは美しいお姫様が産まれました。

昔、その街には大きな災いが起こり、12人の魔法使い達が、自分の命を犠牲にして、封印したのでした。

しかし、お姫様が産まれたちょうど災いから100年の時がたった時、その封印がとけてしまったのです。

そして、仲間の魔法使いが死んでしまった後、街の平和をまもり続けた1人の魔法使いが、姫にお祝いの魔法をかけようとした時、

封印の解けた大災厄が姫に呪いを掛けたのです。

呪いを解いてあげたくても、その魔法使い1人にとけるほどの呪いではありませんでした・・・。

あまりに不憫に思った魔法使いが、迷った末、姫に100年の眠りにつく魔法をかけました。

その間に呪いがとけると、夢の中ででも、姫が健やかに育ち、愛しいと思える人と出会えると信じて・・・