外が暗くなってきたころ、郷太はやっとログハウスに到着した。
「フゥ、寒、、」
ヘルメットを脇に抱え、大きな袋を肩に背負った。
ログハウスからの灯りが煌々としている。
耳を澄ますと漏れ聞こえてくる声。

「やってるね〜。彼女無事だといいけど。」
入り口の階段をひょいと跨いで上がり、玄関のドアを押し開けた。