あの事件を忘れかけた頃。

街は白く染まって
クリスマス一色に染まっていた。

大輝とは相変わらずで

特に大きな喧嘩もなく、

平和に過ごしていた。

ただ、違うのは

時々、大輝と優香と連絡が取れなくなるということ。

一緒にいても電話がなるとすぐに離れて行っちゃう。

すごく不安で、すごく怖くて

すごくいやな予感がするんだ。

今だって、大輝の部屋に遊びに来てるのに、

電話がかかってきて、

部屋から出て行ってしまった。

ため息をついて大輝のベッドへダイブすると、

昨日までの1週間連続出勤が効いてたのか、

気づけば私は眠りについていた。