人を殺すとはどういうことなのか―――。
そんなことをよく考えてしまう。
人を殺す「人」は一体何を考えているのか。
僕に殺したい人間はいない、だが死んでほしい人間なら山ほどいる。それだけ世の中には生きている価値がないと思える人もたくさんいる例えば極端だけどニートとか。
でもニート一人ひとりの家に出向いて「こんにちは!貴方を殺しに来ました!」なんてことはしない、それは何故か?
まずリスクが高すぎる、そして「殺意」が低い。
人を殺せば犯罪、それは誰でも知っているわざわざ見ず知らずのニートを殺して自分の人生を棒に振りたくない
そして殺意、これが殺人において最も重要なポイントだと僕は思っている。
僕が知らないニートに対する殺意なんてせいぜい「殺意10%」だ。
きっと、人を殺すまでに至るには「殺意90%」くらいに殺意が溜まっているのだろう。そして人を「殺す」。そしてその殺すのはなんら変哲のない一般人、その瞬間一般人は一般から異常に変わる。殺人者が異常なのは分かる、でもその人ももともとは異常ではなかったんじゃないだろうか?