最初の出会いは…
少年リヒトが一人で綺麗な星空を見るため、
屋敷から逃げ出して来た時の事である。
幼い頃のリヒトは本当に星空が好きであり、
ほとんど毎日、親に内緒で抜けだしている。
本当は両親も知っている事だが……。
両親は小さいうちはやりたい事をやらせよう。
というような考えを持つ人達であり、
リヒトはかなり自由な生活をしていた。
そうして、
いつも来ている山に向かい頂上へと向かう。
丘と言うべきなのかもしれないが……。
頂上に着き、いつものように星を眺めようと
寝っ転がろうとした時、
目の前にキラキラと眩い光がいきなり現れた。