「それじゃ、俺たちは帰るな。藤堂また何かあったら今度はお前が呼んでくれよ?」

「うん。必ず!」

「「じゃーな!」」

「若菜。俺たちも帰るわ。ほら行くぞ凛兄。」

「えー。俺はまだ若菜といたいー!」

「仕事があるだろ!ダダこねるなよ!大人だろ!」

「チッ…じゃな!若菜!また近々遊びに来いよ!美味いオムライス作ってやるから!」

「うん!わかった!晋ちゃんとよーちゃんつれていくね!」

晋ちゃんにズルズルと引きずられ凛ちゃんも帰って行った。

「じゃあ、俺たちは教室戻るか。」

「「だな。」」

「俺も仕事に戻る。若菜、帰りは車で一緒に帰るぞ。」

「はーい!」

月華の下っ端くんたちはぞろぞろと教室へ戻って行く。

「タケちゃん!のぶくん!トシくん!海斗!そしてみんな!ずっとずっと信じてくれてありがとう!」

「「おぅ!」」

みんなが信じてくれたから、そばにいてくれたから、私はひとりにならなかったんだよ。

頑張ってこられたんだよ。

みんなには感謝してもしたりない。

みんなが戻って行き、残ったのは六花のみんなと月華の幹部。