ケータイ小説 野いちご

復讐掲示板

第二章~都市伝説~
スマホ










「雪?学校行かないの?」

ドア越しからお母さんの遠慮がちな

声が聞こえてくる。



いつの間にか私は眠っていたみたいだ。

泣きすぎて目が痛い。

髪に違和感を感じる。

昨日のことを思い出すと手が震えた。


  


「体調悪いから行かない。」

「どうしちゃったの?ねぇ?雪あなた‥‥いじめられてるんじゃ‥」
  

毎日私は酷いことを言われようと、

仲間はずれをされようと、お母さんに弱音

なんて吐いたことなかったし休むこともし

なかった。






私が小さい頃にお父さんが事故でいなくなってから、

お母さんはずっと私を一人で見てきた。

毎日毎日1人で働いて――――




「‥やっぱりイジメられてるの?
言わなきゃ分かんないわよ!!?」


私が黙っていると察したように言う。

そんなお母さんに苛立ちを感じた。




「‥うるさいな」

色々な気持ちが溢れてくる。


分かってるのに、心配してくれてるって、

いつも静かに泣いてるのだって

知っているのに。



私だけじゃない、

私だけが苦しんでるんじゃないのに




だけど私はお母さんに

当たってしまうんだ。



お母さんは悪くないのに‥‥‥‥‥


「うるさいよ!!!!お母さんには関係ないでしょ?ほっといてよ!!!」



お母さんが泣いている。

ドア越しから伝わってくる。 










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