「朝からほんとうるさい。迷惑なんだよね。つーかどっからその元気がわいてくんのかわかんない」

「そんなに怒らないの。その容姿じゃ仕方ないよ」

「別に好きでこんな容姿になったわけじゃねーし」

「まあまあ…」

口をとがらせて怒る、琳君の機嫌をなおすのは至難の業だ。

少しでもなだめようと必死な私を見て琳君はプッと笑っていう。

「必死すぎ。もう怒ってないよ」

「ほんと……?」

「ほんとほんと…あー、やっぱりまだ少し怒ってる」

「琳君〜もう怒らないでよ…」

琳君にお願いすると、頬を人さ指でトントンとして、

「チューしてくれたら、もう怒んない」

ニカッと笑う。

もう……ほんと琳君はずるい……//////