友達を誘って

店に行った


懐かしい顔触れ

「「ひさしぶり近江ちゃん」」

「みなさんも・・・・」



「店長、おまかせします」


ほいきたってはりきって始めた
あれから厨房に二人宿ったみたい



「近江ちゃん、お待たせ」
テーブルに並べた数々の料理に
満面の笑み


「熱いうちに・・・・」


「「「いただきまーす」」」


美味しいって友達も
進む進む
一口
一口と口に運び


「凄く 美味しいです」





楽しく食べて
楽しく笑って
いたら



運悪く
陸が女性を連れて店になだれ込んできた


波瑠をみるなり
「誰の許可得てここにいるんだ?」

「僕が許可した、兄さんオーナでないんだからそんな事関係ない」




「まあいい、こいつらにうまいもん食わせてやってくれ」って座ったけど

「陸の隣は私よ」

「私よ」

「私が彼女よ」

「彼女は私」




掴み合いの喧嘩を始めた


お客は波瑠達しかいなかったけど

狭い店内

波瑠達のテーブルになだれ込んできた

掴み合い

「諦めなさいよ」

「諦めるのはあなた」