あの後は、部屋に戻ったけど気分は沈んだままで、2次会に行くと言う流れだったけど断って帰ってしまった。



「亜子、大丈夫?」



まぁちゃんの顔が私を覗き込む。
ハッとして顔をあげた。
ボーっとしてた。




「やっぱり、まだ・・・」

「ご、ごめんね。ただボーっとしてただけだから。大丈夫だよ」

「ほんと?私にウソつかなくていいんだからね?」



教室はおーちゃんがいて気まずくて最近はお昼は食堂に行っている。
ざわざわと賑やかな食堂の中、真剣な顔のまぁちゃんが私を見つめる。
私は少し考えて、素直になることにした。




「・・・正直、少し辛いかも」

「やっぱり・・・。なんで無理するわけ」

「ごめんね。でも、いつまでもウジウジしちゃダメだって、自分でも思ってるから・・・。無理してでも笑ってた方がいいかなって思って」

「それで解決するわけ?」



まぁちゃんの言葉に、なにも返せない。
解決なんてしない。
誤魔化して、繕ったって、消えない。