今日はいい天気♪ピクニック日和だなぁ。
「○○?」
「カルマじゃんっ!おはよう!」
「あぁ…はよ。」
カルマとは幼なじみなのである( ^ω^ )かなり有利な立場だから、カルマに渡すラブレターを渡されたりする。けど、ヤキモチもよく妬く…

「○○はポニーテール似合うよなー…」
「え?」
「隣のクラスの槇下は似合わないし…な?笑っちゃうよな、○○の真似してポニーテールしてたんだぜ?」
「えー、なんで私なの?」
「一番俺に近い立場だからじゃない?」
「ふぅん…」
素っ気なかっただろうか。カルマはクチャクチャとガムを噛んでいる。
「本当に槇下さんはカルマのこと好きなのかな?(笑)」
「…分からないけど。」
いつもなら、俺はモテ男とか言ってるけど今日は随分弱気だ。なんだか新鮮(笑)
「あ、カルマ君だぁ!おはよう♪今日は早いね♪」
「槇下の方が早いじゃん、いつもよりもさ」
「俺に会いたかったとか?(笑)」
「そうかもねー?」
ニヤニヤと笑いながら二人は仲良く話す。少しだけ巻いた髪の毛が揺れる度にカルマの肩に当たるのが少し気になる。
ーーーーー彼女でもないのに偉そうに…私ってなんだろうね。
後ろから来た二人組は「美男美女でお似合いだねー」とはやし立てる。
まんざらでもなさそうに照れながら「よせよ、槇下に悪いだろ。」という。
なにさ、槇下さんが来たら私なんかそっちのけで…

カルマは私のこと、ただの幼なじみにしか思ってないんだね…

そう思うとなんだか悲しくて、走って下駄箱に行く。ほら、私がいなくなったこと気づいてないでしょ?
なんだか、辛いね…

「渚君、おはよう!」
「○○おはよ!今日はカルマ、一緒じゃないの?」
「いっ…いつも一緒とは限らないからね!?」
半ギレで申し訳ない。でもその時の私はなにも考えられなかった。
カルマなんて名前、出さないでよっ…!
「○○、さっきなんで先いった?」
「…」
「無視すんの?」
「別に、私がいなくてもいいでしょー?槇下さんのこと好きなんだから、二人にしてあげただけじゃん。」
「…俺が槇下を好き?違うって…!」
なんだか慌て始めたカルマ。嘘ついてるってことがバレバレ。
「幼なじみにも言えないの?ふぅんだ…」
ちょっとイラついたから、トイレに行った。
「カルマ、気づいてないようだけど…かなり○○のこと傷つけてるよ?」
「は…?渚のくせになに偉そうに…」
「僕だって、カルマには勝ったことあるよ?ーーーーまぁあれは…カルマのお陰だけど…○○のことは多分、俺の方が理解してるよ?」