警視庁が燃え上がる。

東京都千代田区霞が関の警視庁本庁舎周辺は、消防車と救急車、野次馬とそれを整理する警察官、救助する者される者で大混乱していた。

午前9時2分、警視庁本庁舎の正面玄関前にトラックが停車。

警備していた警察官が車の移動を指示しようと近付いた途端、トラックは大爆発を起こした。

爆発の威力はマグニチュード2.0にも達したとされる。

これにより、警視庁本庁舎は全体の凡そ半分が破壊された。

爆破直後、救急隊、消防隊のみならず周辺の住民もこぞって救助活動に参加し、充分な装備もないまま瓦礫の中を歩いた事で多数の負傷者が発生するという二次災害にも見舞われた。

この事件では168人が死亡、800人以上が負傷した。