ケータイ小説 野いちご

Tokyo Dark Side

カジモトさん

環、雛罌粟、美奈の3人が蓮杖探偵事務所で過ごすようになってから、一週間が経過。

「それじゃあ、行ってきます」

朝、美奈が事務所のドアを開けて出勤する。

今まで診療所が住まい兼職場だった事を思うと些か不便かと思われたが。

「普通のOLさんみたいに出勤するっていうのもなかなか新鮮ね。これはこれで悪くないかも。診療所にいる間は、倉本さん達が警護してくれてるみたいだし」

美奈はこの生活を、意外と楽しんでいるようだった。

環や雛罌粟といった、親しい人間との同居生活。

女性3人のルームシェアと考えればよいか。

「ま、悪い虫もついてるけどね」

耕介の事をジト目で見ながら、美奈は言った。


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