ある男が都内で職務質問を受けた際に警察官に向けてナイフを振り回したとして逮捕され、殺人未遂や銃刀法違反などにより起訴。

懲役23年が確定し、刑務所に服役していた。

刑務所では当時、外塀の更新工事を行っていた。

それに伴い仮塀などが設置されたが、防犯カメラの死角やセンサーなどが切られていた。

午前、刑務所の受刑者50人が運動の為グラウンドに出ていたが、点呼をとった所、男が所在不明になっている事が判明した。

後に確認した監視カメラの記録映像には男がグラウンドにある用具小屋の屋根に上り、2.6メートルの塀を乗り越える様子が記録されていたが、監視する職員が見落としていた。

監視員が少なかった為に発見できなかったのだ。

男はその後、雨樋を伝い事務所の屋上に上り、工事の為に設置していた仮塀と工事中の外塀を足場などを利用して乗り越え、敷地外に逃走した。