私は、沙戯斗が部屋から抜け出したのを見て不思議に後を追うことにした。

蛍香「こんな夜中に何処に行くのかな?」

沙戯斗は、人気のない森の入り口辺りをキョロキョロしている。

遠くの方を見てみると道の向こうに文樹くんが歩いてくるのを見つけた。

沙戯斗は、文樹くんを見つけるなり隠れたので私も隠れた…

文樹くんがこの場所についたので声を掛けようとすると沙戯斗が文樹の顔に何かをくっつけたの見てしまった。

蛍香「何をしているの!?」

そのまま沙戯斗は、眠っている文樹くんを町外れの廃屋に連れていった。

蛍香は、そのまま真実を知ることになる。

私は、廃屋の入り口辺りに隠れることにした。

私が、今の状況を観察していると沙戯斗がせっせと何かの準備をしていた。

私は、気になり沙戯斗に声を掛けようとすると…

沙戯斗は、涙を流しているのか泣き声が聞こえてくる…

沙戯斗「ごめんね…」

沙戯斗は、眠っている文樹くんを見ながら時折謝りの言葉を唱えるように呟いていた。

文樹くんが目を覚ました。